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KOTOの理科的つぶやき

理科に関する疑問などを、自分なりに調べてつらつら書いていくブログ。

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日本人の9割が「栄養」の意味を間違えているのではなかろうか…?

栄養 生物 ゆるーく科学

はじめに

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「この野菜は栄養がたくさん含まれている」

一見なんの変哲もないこの文章。実は、日本語的に間違っています。
あなたはこの間違いを、正しく指摘することはできますか?

…とか偉そうに書いてみたものの、実は私自身も調べるまで全然知らなかったんですけどね。

栄養と栄養素

まず上記の文章は、正しくはこうです。

「この野菜は栄養素がたくさん含まれている」

おそらくほとんどの人が栄養だと思い込んでいるその言葉、実は栄養素が正しい表現なのです。

栄養素とは簡単に言うと、いろんな食べ物の中に入っている成分の中でも体のために必要なモノのことをいい、栄養とは体内に取り込んだその”栄養素”を分解したりして体に取り込んだり、それによって体の機能を高めることをいうのです。

つまり
栄養素は、体に取り込まれる物質
栄養は、栄養素を取り込むという現象
なのです。

知らなかったですね…orz

栄養素って具体的に何さ

食べ物の中にはいくつかの種類の栄養素が混ざって入っています。
中でも特に「炭水化物」「タンパク質」「脂質」は三大栄養素と呼ばれていて、特に重要な栄養素です。*1

ただ体にとって栄養素の状態は、実は大きすぎて吸収できません。
これを体が取り込めるようなサイズの物質にバラバラにする、消化という作業をしてから取り込みます。

大きなステーキを食べるとき、そのままでは食べることが出来ません。きちんとナイフで一口サイズのバラバラな状態に切り分けてからでないと、食べることが出来ないのと同じようなことです。

それでは上記の3つの栄養素が、それぞれどのようになるか見ていきましょう。

炭水化物

炭水化物と一言に言っても、人間が消化吸収ができる「糖質」と、消化吸収ができない「食物繊維」の2種類に分けられます。この三大栄養素としての炭水化物は「糖質」の事を言います。
我々がこの糖質を摂取する、代表的な食べ物は米やパンです。これらの中にはデンプンが含まれています。
デンプンはバラバラにすると、ブドウ糖という糖になります。これこそ一口サイズのステーキ状態で、やっと体に取り込むことが出来るようになるのです。

ブドウ糖の役割は、主に体のエネルギー源となることです。特に脳はブドウ糖しかエネルギー源になりません。
朝ごはんを食べないとその日は頭がちゃんと働かないよ、とよく言われるのはこういう事だったのですね。

脂質

脂質にはごま油やオリーブオイルなどの液体の「油」や、豚や牛の脂身などの個体の「脂」があります。
これをバラバラにすると、脂肪酸やグリセリンという物質になって体内に取り込まれます。

なんとなく、取りたくないものと思われがちなこの脂質。
でも脂質はエネルギーになったり、細胞の膜やホルモンの材料になったり、体を作る働きを助けたりします。なので脂質の摂り過ぎは問題なのですが、実は生きる上で欠かせないものなのです。

タンパク質

ヒトの体の7割は水でできているということ聞いたことがあるかも知れません。
そして体の2割はタンパク質でできているので、水を除けばタンパク質が体の大部分を作っていることになります。

一度タンパク質をアミノ酸に分解してから体に取り込みます。取り込んだら、体じゅう全ての細胞でアミノ酸からタンパク質に作り直しているのです。
この作り直すことを、タンパク質の再構成と言います。

まとめ

・栄養は現象、栄養素が物質!
三大栄養素はこんな感じ↓

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おわりに

実はこの記事は、そのうち投稿しようと思っている「消化」の記事の補足なんです。
もともとその記事の一部だったのですが、あまりに説明が脱線して長くなりすぎて、1つの独立した記事を書こうと至ったわけでございます。
そして、次回の消化ついての記事もよければ読んでみてください!

※追記 消化ついての記事も書いたので、合わせて読んでみてください! koto-science.hatenablog.com

*1:三大栄養素に、ビタミンとミネラルの2つを加えたものを五大栄養素という

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