発信者のための3つの教訓〜「アウトプット大全」を読んでみた。〜
こんにちは。KOTOです。
樺沢紫苑( @kabasawa )さんの「アウトプット大全」を読みました。
今回はこの本についての書評記事です。
最近、私KOTOはTwitterで「#KOTOの読書」タグで書評ツイートを発信をはじめました。
「アウトプット大全」@kabasawa
— KOTO@理科×読書×哲学 (@koto_science) December 5, 2018
メモやSNS発信等、アウトプットの意義やノウハウが詰まった一冊。
学習は1週間に3度のアウトプット(メモ、人に話す、SNSで発信など)で、記憶に定着するとのこと。
読書発信をする中で自他にとって学びが深まる等、福利的な作用が働くと嬉しいです。#KOTOの読書 1冊目 pic.twitter.com/yOWHHQyW3M
「発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術」 @syakkin_dama
— KOTO@理科×読書×哲学 (@koto_science) December 12, 2018
「相手を褒める」は適切なコマンドとタイミングの音ゲーだ
などADHDの著者による痛快なライフハックが詰まった一冊。
…と思いきや後半部分、深い絶望を経験した彼の”生存”の洞察に強く感銘を受けました。#KOTOの読書 8冊目 pic.twitter.com/GgqvMnt85z
その一連のツイートを始めるきっかけとなった一冊です。
この本の一言まとめ
良質なアウトプットを繰り返すことで自己成長を促し、より良い人生を送ろう。
なぜこの本を読んだか
私は年間約100冊以上の読書をしています。私にとって読書はライフワークの1つでもあり、自分の人生になくてはならない重要な要素の1つです。
せっかく莫大な時間をかけて読んでいるのに、残すのは自分用のメモだけでした。
このブログを見てくださっている誰か(つまりあなた)に、私が読書を経て得た教訓を、何か少しでも共有できたらと思うようになりました。
その流れで、効率的に情報発信をできたらと思い、そのための勉強としようと今回この本を手にしました。
以下、この本から得た教訓を3つに分けて紹介します!
教訓1 二週間に3回使った情報は忘れない!
まず、人間の脳の記憶のメカニズムとして、情報は一時記憶の「海馬」という所に保存されます。
そして海馬から、長期記憶の「側頭葉」という所に情報が移り、保存されます。
つまり、長期記憶の側頭葉に情報を入れることが、学習において重要なわけです。
しかし、あらゆる情報全てを何でもかんでも側頭葉に記憶してしまっては、脳みそがパンクしてしまいます。
人間の脳は賢いので、必要なものと必要でないものを分類して必要でないものは忘れるようにできているのです。
捨てるかどうかを判断するのは、「その情報がたくさん使われるかどうか」です。
目安として2週間に3回以上使われた情報は、脳みそが「この情報は、きっと生きる上で必要なものに違いない」と判断して側頭葉に情報を移して長期記憶をするそうです。
脳が「これは必要な情報なのだ!」と判断するきっかけとなる行動こそ「話す」「書く」などのアウトプットに他ならないと言うのです。
なので私は読書をしながら、メモをとったり、読んだことを人に話したり、ツイートしたりブログに書いたり…といったことを習慣化しようと決意しました。
教訓2 ブログ記事は時間を決めて書け!
私はこれまでもブログを通じて理科に関する情報発信、つまりアウトプットをしてきました。
しかし記事を書くときは完璧を目指してしまい、どうしても時間がかかってしまうという悩みがあります。
この本の著者の樺沢さん曰く、ブログを書くときなどのアウトプットするときは、あらかじめ時間を決めて効率的に行うことを勧めています。
そこで重要なのが、あらかじめ文章構成を決めておくことだそうです。
いきなり真っ白なWordファイルを新規作成して、いきなり文章を頭から書き始めることは効率的ではないといます。
まずは、手書きで下書きをして、それをもとに目次のようなものを作り、最後に打ち込みをしていくことが効果的な文書作成の手順だといえます。
ちなみにこの記事は、1時間で書き終えると決めて書いています。
果たしてこのチャレンジは成功したのでしょうか?
結果はこの記事の最後で発表したいと思います。(ちなみに今残り5分です。無理そう…笑)
教訓3 教える前提の勉強は忘れない!
以下引用
人に教えた経験がある人はわかると思いますが、しっかり理解していないと、人に教えることができません。つまり、教えることで自分の理解度や不十分な点が明確に見えてきます。
このことは教師と言う私の職業柄、この身をもって体感的に共感します。
ラーニング・ピラミッドと言って、人が何かを学ぶ際の手段を、その定着率ごとに並べた図があります。
この研究結果によると、最も定着しない学習方法は「講義を聞くこと」だそうです。
その次に、教材を読んだり、実験をしたり、グループ討論をしたりといったことが続き、最も学習効率の高い学習方法は「他人に教えること」だそうです。
自分がわかっていないことを人に教えることは、原理的に不可能です。
自分が何をわかっていて、何がわかっていないのかを自分が理解する必要があります。
この前提をもっての学習は、ただ受け身の学習をしているよりもはるかに効率が高いといいます。
なので私は、今回から記事を書く前提で本を読んでいるため、以前よりもある程度質の高い読書ができているような気がしています。
まとめ
改めてこの本をまとめてみます。
「聞いたり読んだりして手に入れた情報は、書いたり話したりすること、つまりアウトプットを繰り返すことで、自分の体に取り込まれる。
意識的にこれを繰り返し、自分を成長させ続け、より良い人生を送る。」
筆者の樺沢さんは、メルマガやYouTubeの動画を毎日更新したり、執筆活動やセミナー等での圧倒的なアウトプットを実践されている方です。
そんな大量アウトプットの実践家、樺沢さんによるノウハウが詰まっている「アウトプット大全」でした。
多くの図解と具体的な例が豊富で、他にも多くの役に立つ教訓が詰まった一冊でした。
今、ものすごく売れている理由がわかる気がしました。笑
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
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追記:この記事は1時間で書き上げると宣言していましたが、12分オーバーしてしまいました…。
今後はもっと集中して書いていきたいと思います…!