ゴルフボールのボツボツは何のためにあるの?
こんにちは、KOTOです!
あなたはゴルフをしたことがありますか?
私はありません
やったことはありませんが、ゴルフボールを見たことくらいはあります。
ゴルフボールの形って、なんだか不思議じゃないですか?
どうして表面がボコボコしているのでしょう?
まずはアンケート!
ゴルフボールのディンプルとよばれる、あの謎のボコボコしたくぼみ。
アレって一体、なんのためについているのでしょう…?
ツイッターにて皆さんの考えを調査すべく、アンケートをとってみました。
ゴルフボールのボコボコしたくぼみ。
— KOTO@毎日雑学💡 (@koto_science) March 21, 2019
アレの名前は「ディンプル」といいます。
ご存知でしたか??
ディンプルの数は、1つのボールに300個から500個程あるみたいです。
ところでこのディンプルって、一体何のためにあるのでしょう…?
答えは以下のブログ記事にて…!#KOTOの理科的つぶやき
さて、画面の前のあなたは、どれが答えだと思いますか?
正解は…
「遠くに飛ぶから」でした〜〜
ボツボツがないと半分も飛ばない
もともとゴルフはツルツルのボールが使われていたようです。
しかしある時、新しいボールよりも古いボールの方がよく飛ぶことに気付いたようです。
ボールを改良していくと、表面がザラザラボコボコしている方が飛距離が出ることに気がつきました。
ボコボコしているボールは、ツルツルしているボールよりも2倍近く飛ぶようになりました。
さて、これはどういった理由なのでしょう。
ざっくり図解!
飛んでいるボールの周りには、空気の流れつまり「気流」が生まれます。
右から左にボールが飛んでいるところを想像してみましょう。
その周りの空気の流れが、ボールが飛ぶことを妨げてしまうことになります。
上の画像の緑色の部分が、ボールを右向きに引っ張ってしまう。つまりブレーキをかけてしまうように働いているのです。
しかし、ボールの表面がボコボコしていることによって、ボールが飛ぶのを妨げてしまう気流を、少し和らげる効果があるのです。
表面を拡大してみると
この図のように、くぼみのところで小さな渦のような気流を発生させることで、結果として大きなブレーキの気流を発生させることを防いでいるのです。
少し具体的に言うと、空気の流れが剥がれて進行方向逆向きの流れを作る、剥離が起こる位置を後方にずらすことで、ブレーキをかけてしまう部分を減らしたというわけなのですね!
おわりに
ちなみに、この現象は自然界でも見ることができます。
フクロウの羽は、ブルフボールのディンプルのように、小さい乱気流を作る構造になっています。
このことによって、大きな気流を作らないようにしています。
つまり、音もなく獲物に近寄って、狩りをするわけなんです。
カッコいいですねえ〜
ここまで読んでくださり、ありがとうございました…!
「画面の前のあなた」の好奇心を少しでもくすぐれたとしたら、とっても嬉しいです!
よかったら、他の記事も読んでみてくださいね〜〜!!