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KOTOの理科的つぶやき

理科に関する疑問などを、自分なりに調べてつらつら書いていくブログ。

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明日、オリオン座がなくなってしまうかも知れない?!今夜は「ベテルギウス」を見てみよう

はじめに

もうすぐオリオン座の「ベテルギウス」という星が今にも爆発してしまうかもしれないという事を知っていますか?
ベテルギウスが無くなれば大事な1ピースが欠けてしまうので、オリオン座がなくなると言っても過言ではないでしょう。

今回は、天文学的に今最も注目されている星「ベテルギウス」について語っていきます。

ベテルギウスを探そう

まず一旦外へ出て、ベテルギウスを探してみましょう。実はとっても簡単に見つかります。
まず、オリオン座を見つけてみてください。オリオン座はかなり有名なので誰でも知っているでしょう。潰れた空き缶的な形をしているあの星座です。
この星座の左上(?)に、赤く光り輝いている星が見えると思います。

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その星こそが今回のテーマの「ベテルギウス」なのです。

ベテルギウスってどんな星?

さて、今回の主役「ベテルギウス」とはいったいどんな星なのでしょう。
これから簡単に紹介していきます。

ベテルギウスの温度について考える

まず、ベテルギウスの温度について考えてみましょう。
実は星の温度というのは誰でも割と簡単に知ることができるのです。

それは、星の色を見ることです。

星の色というのは、実は星の温度を表しています。から黄色黄色からになるにつれて高温になります。
つまりベテルギウス赤く輝いていることから、割と温度は低いことがわかりますね。

ベテルギウスの明るさと距離について考える

次に、ベテルギウスの明るさと距離について考えてみましょう。
星の明るさというのは、星そのものの明るさとその星までの距離で決まります。同じ明るさの星でも、当然遠くにある方が暗く見えます。
これは星に限った話ではなく、光るもの全てに言えることです。遠ーくに見える街灯よりも、手元にあるスマホのディスプレイの方が明るく見えたりするのと同じことです。

それではベテルギウスの距離と明るさを、「シリウス」という星と比較しながら考えてみましょう。
シリウスはオリオン座の左下(?)らへんにある星で、地球から見える中で最も明るい星として知られています。

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地球からシリウスまでの距離は約8.6光年です。
それに対してベテルギウスまでの距離は…なんとその約50倍の427光年にのぼります。
(光年というのは、1秒間に30万km進むことのできる光がひたすら1年間かかって進む距離の単位です。まあピンとこないですね笑)
これだけ距離に違いがあるのにもかかわらず、地上から見てほぼ同じような光の強さで見えるのはかなりすごいことなのです。
ベテルギウスの本当の光の強さは、シリウスの本当の光の強さの400倍近くにもなります。

そんな低温で巨大な星ベテルギウス
今にも爆発するかもしれないということで、とても注目されているのです…!

ベテルギウス の だいばくはつ !

ベテルギウスの話の前に、星が一生を終えるとどうなるか知っていますか?
これは星の質量によって大きく運命が違うのですが、おおよそ太陽の8倍以上の質量の星は時間がたつにつれて段々と大きくなっていき、その一生を終える最期の時に”超新星爆発”という爆発を起こします。

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いまベテルギウスは、この図でいう爆発寸前の状態にあるのです。だから赤くて大きいのですね。

ベテルギウスが爆発するとどうなるの?

この話を聞いて一番の心配するのは、「地球に影響はないの?」ということでしょう。

地球が爆風に巻き込まれて人類滅亡してしまい…ということはまずありません。
何故ならめちゃめちゃ遠いからです。この世で一番速い「光」でさえ400年以上かかります。ジャンボジェット機で行こうとしたら5億年くらいかかります。
まあ、そんな距離なら問題なさそうですね笑

ただ、爆発した星からはガンマ線という高エネルギーの光線を出す"ガンマ線バースト"という現象を起こします。
地球がもし、このガンマ線バーストを喰らってしまったらひとたまりもありません。
しかし理論上その光線の方向は地球から外れているらしいので、学者の間では問題ないとされているようです。

とはいえ爆発したら、その様子が昼間でも見れるレベルで光り輝くと言われています。
ベテルギウスの大爆発、なかなか楽しみですね笑

もうすぐ爆発しちゃうの?

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このベテルギウス、実は明日爆発してしまうかも知れません。
でももしかしたら、爆発するのは1万年後かも知れません。

いい加減なことを言っているように思われるかも知れませんが、このサイズの星の寿命から考えると1万年なんてちっぽけなものなのです。
人間で例えると「100歳越えのおじいちゃんが明日死ぬかも知れないし、1ヶ月後死ぬかも知れない」みたいな話なのです…。
なんともスケールが大きい話ですね…。

もし、明日爆発の様子が見えたら…?

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もし、明日の夜空にベテルギウスの爆発が見えたとしましょう。
でもベテルギウスまでの距離は光の速さでも427年かかることを思い出すと…
今から427年前、つまり江戸幕府が出来るよりも前に爆発していたということになります。

信長やら秀吉やら家康やらが、ホトトギスを鳴かそうだの殺そうだの言っていたころに爆発した様子が、やっと地球に届いたわけなのです…。

おわりに

今回は身近な星座、オリオン座にある「ベテルギウス」について紹介しました。

さて今夜、外を歩いている時にちょっとでもいいので夜空を見上げてみて下さい。
きっとすぐにベテルギウスは見つかるはずです。
そして今見ているそのベテルギウスの姿というのは、爆発していようとそうでなかろうと、まさしく427年前の様子であることには変わりません。

逆にもしベテルギウスに宇宙人がいて、今宇宙人が同じように地球を見たとしたら、戦国時代の武将たちが熱くホトトギスについて討論している様子が見えていることでしょう。
つまり”夜空を見上げること”というのは”過去を見ていることそのもの”なのです。

帰り道にそんなこと考えながら、1人ニヤニヤしながら歩いていた不審者はこの私です…!すみませんでした!

今回はこれで以上です!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!!

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